肉を冷凍保存する場合、購入時に肉が入っているパックのまま保存する方法はおすすめできません。スーパーに陳列されている間や持ち帰るまでの間の温度差で、肉からドリップが出ている場合があるからです。
このドリップは臭みの原因になるため、冷凍保存する場合は必ず取り除きましょう。パックの底に敷いてあるドリップを吸収するためのシートも、衛生上取り除き、肉についた余分なドリップも拭き取っておくとよいです。
また、スーパーでよく見かけるプラスチック製のパックは熱伝導が悪く、急速冷凍したい肉の保存には向きません。腐らないよう肉を温まりにくくする効果がある反面、冷凍する場合は冷凍効率を下げてしまうのです。
さらに、パック詰めされた食材は空気に触れる面が大きく、酸化しやすいデメリットもあります。日持ちを長くするためには、できるだけ空気に触れる面積を少なくする必要があります。
これらの理由から、パックのまま冷凍することは避けたほうがよいでしょう。