りんごの正しい保存方法とは?冷蔵の手順や冷凍後のアレンジなどを紹介!

りんごの正しい保存方法とは?冷蔵の手順や冷凍後のアレンジなどを紹介!

甘酸っぱくジューシーな味わいが魅力のりんご。さまざまな品種があり、そのまま食べるのはもちろん、ジャムやコンポートなどにしても美味しく使いやすい果物です。まとめ買いするとお得なことも多いりんごですが、保存しているうちに食感が悪くなったり傷んでしまったりすることもあります。

そこで今回は、りんごの正しい保存方法について詳しく解説します。冷蔵や冷凍での保存方法や、おすすめのアレンジレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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りんごのおすすめの保存方法は冷蔵庫

りんごのおすすめの保存方法は冷蔵庫

りんごは0~5℃前後の涼しい場所を好む果物のため、冷蔵庫での保存がおすすめです。冬場は常温保存も可能ですが、暖房が効いた部屋で保存すると傷みの原因になるので、冷蔵庫なら安心して保存できます。


《冷蔵庫での保存手順》

  1. りんごをキッチンペーパーか新聞紙で1個ずつ包む
  2. ポリ袋に入れて口を閉じ、冷蔵庫で保存する

りんごを保存するときのポイント

りんごを保存するときのポイント

りんごの保存方法で気をつけたいポイントは、乾燥とエチレンガスです。


りんごは乾燥に弱く、そのまま保存すると水分が失われボソボソとした食感になってしまいます。そのため、キッチンペーパーや新聞紙などで包んで水分の蒸発を防ぐとよいです。


また、りんごは野菜や果物の熟成を進めるエチレンガスを出すといわれています。そのまま保存すると冷蔵庫内の他の野菜や果物の傷みを早めてしまうため、エチレンガスが漏れないよう、りんごをポリ袋に入れて密閉しましょう。

りんごの保存期間はどれくらい?

りんごの保存期間はどれくらい?

りんごの保存期間は、保存方法によって異なります。


  • 冷蔵保存…1~2ヶ月
  • 常温保存…1ヶ月
  • 冷凍保存…1ヶ月


いずれの場合も、正しい保存方法で丸ごと保存した場合の保存期間です。乾燥や温度に注意して保存すると美味しさが長持ちします。

ダンボールに入った大量のりんごはどうしたらいい?

ダンボールに入った大量のりんごはどうしたらいい?

冷蔵庫に入りきらない大量のりんごは、ダンボールに入れたまま涼しい場所で保存するとよいです。ダンボールは、廊下や玄関など暖房がない場所に置きます。


1個ずつキッチンペーパーや新聞紙で包み、ポリ袋に入れておくと、乾燥や熟成の促進を防いで長持ちします。

りんごは冷凍保存してもいい?

りんごは冷凍保存してもいい?

りんごは、冷凍保存にもおすすめです。丸ごと冷凍する場合の保存方法は、冷蔵庫での保存と同様、1個ずつキッチンペーパーや新聞紙で包んでからポリ袋に入れて保存しましょう。


カットしたりんごの保存方法は、変色を防ぐためレモン汁を少々かけてから、小分けにしてラップに包み、保存容器に入れて冷凍庫へ入れます。


丸ごと保存する場合の保存期間は、1~2ヶ月です。カットした場合は、1ヶ月が保存の目安です。

冷凍したりんごの解凍方法・食べ方

冷凍したりんごの解凍方法・食べ方

りんごは冷凍前後で食感が変わるのが特徴です。冷凍したりんごは、解凍の際水分が抜けてシャキシャキした食感からシャリシャリした食感に変化します。完全に解凍せず、半解凍の状態で食べると、シャーベットのような味わいが楽しめます。


丸ごと冷凍したりんごは、冷蔵庫へ移して自然解凍するとよいです。解凍の際水が出るので、バットや皿にのせておくと安心です。ただし解凍に時間がかかるため、解凍時間を短縮させたい場合は、カットして冷凍しておくとよいでしょう。


カットして冷凍したりんごは、ジュースやジャム作りに重宝します。電子レンジで加熱すると、焼きりんご風のデザートとして楽しむこともできます。

りんごは加工してから保存するのもおすすめ

りんごは加工してから保存するのもおすすめ

りんごは加工してから保存することもできます。


大量のりんごの消費に困ったときの保存方法として、ジャムやスイーツなどを作ってから保存するのもおすすめです。保存にもおすすめのりんごを使ったレシピをご紹介します。

まとめ

まとめ

りんごの正しい保存方法を押さえておけば、安心してまとめ買いもできます。保存方法としては低温保存が基本なので、冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。季節や使いみちに合わせて、適切な保存方法を選ぶと活用幅が広がります。


そのまま食べても美味しいですが、ジャムやデザートなどアレンジすると、りんごの美味しさが満喫できます。適切な保存方法とおすすめのレシピを参考に、日々の暮らしにりんごを取り入れてみてください。 

料理研究家/調理師・食育インストラクター

馬原 香織 監修



https://cooking-salon-mahara.com/