チョコレートの正しい保存方法!美味しさを保つコツや、冷蔵庫で保存する際のポイントをご紹介
チョコレートを美味しく食べるためには、正しい方法で保存するのが重要です。チョコレートが苦手な環境を避け、種類別に正しく保存することで美味しさが長持ちします。
ここでは、チョコレートの美味しさを保つコツを詳しく解説するので、是非参考にしてください。
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チョコレートを保存する前に!賞味期限を確認
チョコレートを保存する前に、まず賞味期限を確認しておきます。賞味期限とは、食品を安全に美味しく食べられる期限のことで、チョコレートの種類によって賞味期限は異なります。
チョコレートは、水分量が多いものほど賞味期限が短く、特に生クリームを多く使用したタイプは注意が必要です。わずか数日で賞味期限を迎えてしまうものもあるため、入手したら賞味期限を確認しておきましょう。
チョコレートの正しい保存方法!(種類別)
チョコレートの保存方法は、種類によって異なります。ここでは、チョコレートの種類別に、美味しく食べるための保存方法について詳しく見ていきます。
チョコレートバー(板チョコレート)の保存方法
チョコレートバーのようなシンプルで一般的なチョコレートは、22度以下の温度で保存するのがおすすめです。夏場以外の時期なら、常温保存が可能です。直射日光の当たらない涼しい場所で保存するとよいでしょう。
湿度の高い時期や、冬場でも暖房の効いた部屋で保存するとチョコレートがダメになってしまうこともあるため、保存場所の湿度や温度が高くなりすぎないように注意して保存してみてください。
生チョコレートの保存方法
生チョコレートは、溶かしたチョコレートに生クリームを加えて冷やし固めたチョコレートのことです。生チョコレートには生クリームが含まれていることから、長期保存には不向きで、賞味期限も短く設定されている場合が多いです。生チョコレートを入手したら、できるだけ早めに食べ切ることをおすすめします。
保存する際は、必ず賞味期限を確認し、10度以下の温度で保存しましょう。季節を問わず冷蔵庫で保存するとよいです。
ボンボンショコラの保存方法
ボンボンショコラは、ひと口大のチョコレートに果汁やウイスキー、ナッツやジャムなどが入った上品なチョコレートのことです。ボンボンショコラを保存するときは、16度以下で保存します。
季節によっては常温での保存も可能ですが、チョコレートが溶けてしまうと形が崩れ、中身の果汁やウイスキーなどが出てきてしまうので注意が必要です。常温で16度以下が難しい場合は、冷蔵庫で保存するようにします。
ガナッシュの保存方法
ガナッシュは、溶かしたチョコレートに生クリームを混ぜて作るチョコレートのことで、なめらかな食感が特徴です。トリュフの中身やケーキのデコレーションなど、チョコレートのお菓子によく使用されます。
ガナッシュには生クリームが含まれているため、生チョコレートと同様、長期保存には向きません。賞味期限を確認してできるだけ早めに食べ切ることをおすすめします。保存する際は10度以下の温度で保存します。季節を問わず冷蔵庫での保存が望ましいです。
チョコレートを冷蔵庫で保存する際のポイント
チョコレートを冷蔵庫で保存する際に、気をつけておきたいポイントを確認しておきましょう。
食べるときは常温に戻す
チョコレートを食べるときは、ゆっくり常温に戻すことをおすすめします。そうすることで、風味やなめらかな食感などが冷蔵前の状態に戻ります。冷蔵庫から出し、直射日光の当たらない場所に置いて常温に戻す方法がよいです。
電子レンジで温めたり、直射日光の当たる場所に置いておいたりすると、チョコレートの表面が白くなることがあり、風味や食感が損なわれるので注意してください。
チョコレートを冷蔵庫にいれると白くなる原因
冷蔵庫で保存したチョコレートの表面に、白い粉のようなものが付着することがあります。これは、急激な温度変化や湿度変化によりチョコレートの成分が浮き出てしまったもので、「ブルーム」と呼ばれています。
白くなったチョコレートは食べても大丈夫?
表面に白い「ブルーム」が出てしまったチョコレートは、体に害はなく食べても問題ありません。ただし、チョコレート本来の風味や味わいは損なわれており、食感もザラザラとしてしまっています。
チョコレート本来の風味やなめらかな食感を味わうためには、ブルームが起こらないよう適切な温度や湿度を守って正しい方法で保存することが重要です。
チョコレートが変質してしまう原因
チョコレートが変質してしまうのは、大きく3つの原因があります。チョコレートを美味しく長く保存するために、チョコレートが劣化してしまわないように正しい保存方法を押さえておきましょう。
急激な温度変化
チョコレートは、急激な温度変化が起こると、ブルームが起こりやすく劣化の原因になります。高温の場所に置いたチョコレートをそのまま冷蔵庫に入れたりすると、チョコレートの風味や食感が損なわれてしまいます。チョコレートを保存する際は、急激に温度が変化してしまわないように十分注意してください。
直射日光
チョコレートは、光や高温が苦手です。直射日光が当たってしまうと、チョコレートが高温になり溶けてしまうだけでなく、チョコレートの種類によっては傷んで食べられなくなってしまう場合もあります。チョコレートを保存する際は、アルミホイルで包んで遮光し、季節を問わず直射日光の当たる場所を避けて保存するのが正しい方法です。
湿気
チョコレートは、湿気に弱いという特性があります。チョコレートを湿度の高い場所に置くと、水分や臭いを吸収してしまい、チョコレートの風味や香りが損なわれてしまいます。最悪の場合、カビが発生して食べられなくなることもあるので、湿気を避けて保存できるようラップや保存袋を活用し、湿度の高い場所に置かないように注意してください。
まとめ
チョコレートを保存する際は、適切な温度や湿度で保存することが大切です。チョコレートの種類によって適温が異なるので、種類に合った適切な方法で保存するのが、美味しさを長持ちさせるコツです。
チョコレートを入手したら、賞味期限や正しい保存方法について確認してみてください。正しい方法で保存して、チョコレートの風味や食感を長持ちさせ、美味しいチョコレートを楽しみましょう。
チョコレートを保存する際は、真空容器で保存するのもおすすめです。空気に触れないことで、湿気や酸化からチョコレートを守れます。個包装のチョコレートは、パッケージ開封後は、真空のキューブコンテナで保存しましょう。透明のケースで中身が確認できるのも嬉しいポイントです。
冷蔵庫で保存する際は、真空保存バックを活用すると便利です。真空状態をキープしつつ、場所を取らずに保存できます。
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