餅の正しい保存方法!冷凍、冷蔵庫での保存方法やカビ対策についてもご紹介

餅の正しい保存方法!冷凍、冷蔵庫での保存方法やカビ対策についてもご紹介

餅が残ってしまったら、冷凍や冷蔵での保存がおすすめです。餅は、そのまま放っておくとすぐにカビが生えてしまいますが、正しい方法で保存すれば美味しさが長持ちします。

今回は、餅の正しい保存方法やカビ予防のコツを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

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餅の正しい保存方法とは

餅の正しい保存方法とは

お正月に食べることの多い餅は、まとめ買いしたり、つきたての餅をいただいたりすることも多い食材です。

一度に食べ切れない場合は、どんな方法で保存するのがよいのでしょうか?餅の正しい保存方法について、冷凍・冷蔵・常温に分けて詳しくみていきましょう。

餅を冷凍保存する方法

餅を冷凍保存する方法

餅は、冷凍保存すると長持ちします。冷凍庫で保存する場合は、切り餅や丸餅をラップでぴったりと包み、冷凍用保存袋に入れて保存しましょう。


ラップで包む際、1個ずつもしくは一度に食べ切れる個数で包むと冷凍庫から取り出しやすく、必要な分だけ解凍できて便利です。長持ちさせるために、必ずラップで包み、保存袋に入れる際もできるだけ空気を抜いて保存しましょう。

賞味期限の目安

冷凍した餅は、常温や冷蔵での保存に比べてかなり長持ちします。6ヶ月程度は保存できますが、保存期間が長くなればなるほど風味や食感が落ちてしまうため、1ヶ月を目途に食べ切るのがおすすめです。


冷凍すると、カビの発生を抑えられ、より長く美味しさをキープしたまま保存できます。

冷蔵保存する際のポイント

冷蔵保存した餅は、カビの発生を防ぐことと、乾燥によるパサつきを防ぐことで長持ちします。カビも乾燥も空気に触れないようにすることで防げるため、餅をラップでぴったり包み、できるだけ空気を抜いて保存袋に入れるのが長持ちのコツです。


手作りの餅も、開封してしまった市販の切り餅も、同じようにラップに包んで密封して保存します。一度でも空気に触れてしまった餅は、カビ発生のリスクがあるため、市販の餅もできるだけ空気に触れないように注意してください。

賞味期限の目安

冷蔵庫での保存期限は、長くても1~2週間です。手作りの餅は、3~4日で傷んでしまう場合もあるため、できるだけ早めに食べ切り、2~3日以内に消費できない分は冷凍庫で保存しましょう。


冷蔵庫での保存は、餅の品質や密封の程度などによって日持ちの程度が異なります。賞味期限内でもカビが発生してしまう可能性があるので、食べる前に目で見て確認するとよいです。

餅を常温で保存する方法

餅を常温で保存する方法

市販の餅で個包装真空タイプのものは、常温保存ができます。常温保存の際は、直射日光の当たらない涼しい場所で保存します。パッケージに常温可能と記載があるか確認するとよいです。


手作りの餅や開封してしまった餅は、カビが発生しやすいため常温保存には向きません。冷蔵か冷凍で保存するようにしてください。


手作りの餅や開封済みの餅を常温保存したい場合は、「水餅」にして保存する方法がおすすめです。蓋のある保存容器に餅を入れ、餅にちょうどかぶるくらいの常温の水を入れます。蓋を閉めて、直射日光の当たらない涼しい場所で保存します。夏や暖房の効いた場所で保存すると傷んでしまう可能性があるため、涼しい部屋で保存するのが基本です。


水は毎日取り替えて、清潔な状態を保つのも長持ちのコツです。また、餅が水から出てしまうとカビが発生しやすくなるので、しっかり水に浸けて保存してください。


常温保存の場合は、できるだけ早く食べ切ることをおすすめします。食べる前にカビが発生していないか餅の様子をよく確認するとよいです。

餅のカビ対策

餅のカビ対策

餅を保存する際、最も注意したいポイントは、カビの発生を防ぐことです。一度カビが発生してしまったら、カビの部分を取り除いても菌糸が入り込んでいる可能性があるため、廃棄が鉄則です。カビの発生を防いで保存する方法を押さえておきましょう。

料理研究家/調理師・食育インストラクター

馬原 香織 監修



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