あんこの正しい保存方法とは?ポイントも詳しく解説

あんこの正しい保存方法とは?ポイントも詳しく解説

和菓子に使ったりトーストに塗って食べたりと、あんこにはさまざまな活用方法があります。今回は、そんなあんこを長く美味しく食べるために、あんこの保存方法について解説します。保存のポイントについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

公開日:

あんこの保存期間は?

あんこの保存期間は?

あんこの保存期間は、材料や作り方、保存方法によって異なります。手作りのあんこや、開封した市販のあんこは常温では日持ちがしないため、すぐに食べない場合は冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。市販のあんこで未開封のものは、賞味期限内に限り常温での保存が可能です。


冷蔵・冷凍での保存期間は、冷蔵庫で2~3日、冷凍庫で1~3ヶ月が目安です。甘さ控えめで作られた糖度の低いあんこは、日持ちが悪く短期間で傷んでしまう可能性があるため注意してください。

あんこの冷凍保存の方法

あんこの冷凍保存の方法

あんこを数日以内に食べ切れない場合は、冷凍で保存する方法がおすすめです。ここでは冷凍保存の方法や手順を詳しく確認していきましょう。

フードパックを使用する

小分けにして冷凍する

余ったあんこは、1回で食べ切れる分ずつ小分けにして冷凍する方法がおすすめです。広げたラップにあんこをのせ、板状に手で押して広げ全体をラップでぴったり包み、ジップ付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。


ラップで包んだり、保存袋に入れたりする際も、できるだけ空気を抜いて口をしっかり閉じます。解凍したあんこを再冷凍すると、小豆の風味や味が落ちたり傷んだりするため、一回で使い切れる分ずつ小分けにして冷凍する方法がよいです。

フードパックを使用する

まとめて冷凍する

あんこをまとめて冷凍する場合は、冷凍用保存袋にあんこを入れ、小分けの時と同様薄く広げて板状に伸ばします。あんこが保存袋に張り付くように隙間なくぴったりと伸ばし、できるだけ空気を抜いて口を閉じて冷凍庫で保存します。


開封した市販のあんこは、購入時の袋に入れたまま保存袋に入れて冷凍してもよいです。ひと固まりにして空気を抜き、袋ごと保存袋に入れて口を閉じ、冷凍庫に入れます。

フードパックを使用する

解凍の時の注意点

あんこを解凍する時は、自然解凍がおすすめです。冷蔵庫に移して時間をかけて解凍するか、常温に置いて自然解凍する方法があります。


電子レンジで解凍する方法もありますが、均一に温めることが難しく、小豆の風味が落ちたり冷凍庫の臭いが残ったりしやすいデメリットがあります。急いで解凍したい時は、半解凍してから鍋に移して加熱するとよいです。


あんこは冷凍してもカチカチに固まらないため、解凍せずに使用することもできます。アイスや飲み物などのレシピに使う場合は、凍ったまま使用するのもよいでしょう。

料理研究家/調理師・食育インストラクター

馬原 香織 監修



https://cooking-salon-mahara.com/