一人暮らしの包丁の選び方とは?おすすめの包丁も紹介

一人暮らしの包丁の選び方とは?おすすめの包丁も紹介

一人暮らしの包丁は、どんな包丁が何本必要か、お手入れはどうすればよい?と迷ってしまうシーンもあるかもしれません。そこで今回は、一人暮らしに最適な包丁の選び方を、包丁の種類やお手入れの仕方などを踏まえて詳しく解説します。一人暮らしならではの選び方のポイントや、おすすめの包丁もご紹介しますので、包丁選びの参考にしてください。

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一人暮らしの包丁の選び方とは?

一人暮らしの包丁の選び方とは?

一人暮らしの包丁を選ぶときは、どれくらい包丁を使う機会があるか、品質や値段、メンテナンスのしやすさや安全性など、一人暮らしならではの選び方があります。ここでは、一人暮らしだからこそ注目したい包丁の選び方について詳しく解説します。

使用頻度や用途について考える

一人暮らしの包丁を選ぶ際は、どれくらい包丁を使うか、またどんな使い方をするかを想定して選ぶとよいです。一人暮らしといっても、ほとんど自炊しない人と、ほぼ毎日自炊する人では使用頻度も用途も異なります。料理をする頻度が高ければ野菜も肉も切る機会が多そうですが、包丁はほとんど使わないという方もいるでしょう。


料理の機会が多い場合は、野菜・果物用や肉用など食材に合わせて複数の包丁を選んだり、実際に手に取って握りやすさや重さを確かめたりして、自分に合う包丁を選ぶのがおすすめです。


使用頻度が少ない場合や初心者の方は、どんな食材にも対応できる万能包丁を選ぶとよいでしょう。万能でお手入れがしやすく使いやすい包丁がおすすめです。

安価すぎる包丁は避ける

一言で包丁といっても、たくさんの種類があり値段もさまざまです。一人暮らしであまり包丁を使わない場合は、安い包丁を選びがちですが、安すぎる包丁は切れ味が長持ちせず使いにくい道具になってしまうかもしれません。


包丁は、正しい使い方をすれば長く使えるアイテムで、一生ものとも言われます。高価な包丁ではなく、3,000円程度のものでも十分切れ味が長持ちします。しかし、刃が欠けてしまったり、錆びてしまったりすると早く買い替えることになり、結局はコストが高くなる場合もあるでしょう。


一人暮らしで使用頻度がそれ程高くない場合でも、安価すぎるものは避けて、手入れがしやすく切れ味が長持ちする使いやすい包丁を選ぶのがおすすめです。

メンテナンスしやすいステンレス製を選ぶ

包丁の選び方として、素材に注目する方法もあります。包丁には、ステンレス製か鋼(はがね)製などのタイプがありますが、一人暮らしにはお手入れがしやすいステンレス製がおすすめです。


ステンレス製は、錆びにくくお手入れが簡単で、一人暮らしにもおすすめの包丁です。家庭でも広く愛用されていて、刃こぼれしたり割れたりといったトラブルも少なく、初心者の方も安心して使えます。


一方、鋼製の包丁は、切れ味が抜群でプロの料理人の方が使用することが多いです。切れ味はよいですが、耐食性が高くとても錆びやすい特徴があります。砥石で研ぐなど、こまめにお手入れする必要があるため、道具にこだわりたい方以外は一人暮らしにはややハードルが高いと言えます。

使いやすい刃渡り18cm以下を選ぶ

一人暮らしの包丁を選ぶ際は、刃渡りの長さにも注目するとよいでしょう。刃渡りが長すぎる包丁は、スペースがある程度広いキッチンでないと使いにくく、怪我や事故にもつながりやすいです。


スペースがある程度確保できても、料理初心者の方や包丁を使い慣れていない方には、刃渡りの長い包丁は扱いにくくストレスを感じる可能性もあります。


一人暮らしの包丁を選ぶ際は、刃渡り18cm以下の包丁がおすすめです。18cm以上になると、ハンドル部分と合わせるとさらに長くなり、重さも増して扱いにくくなります。使用頻度や用途にもよりますが、特に一人暮らしを始める時の最初の1本は、コンパクトで使いやすい包丁を選ぶとよいでしょう。

一人暮らしに必要な包丁の本数と種類は?

一人暮らしに必要な包丁の本数と種類は?

包丁にはたくさんの種類があり、実際選ぶ際はどんな包丁を何本用意すればよいか迷うかもしれません。

ここでは、一人暮らしに必要な包丁について、具体的な本数や種類、お手入れの方法を詳しく解説します。

本数

一人暮らしには、まずは1本使いやすい包丁があると便利です。どんな食材にも対応できる万能包丁があれば、1本でさまざまな料理が作れます。一人暮らしの場合は、収納場所も限られるため、まずは使いやすい1本を用意することをおすすめします。


一人暮らしで料理の頻度が高い方や、パンや果物などを切る機会の多い方は、食材別に合う2本目3本目の包丁を用意するとよいです。

種類

包丁の種類と特徴
種類 特徴
三徳包丁 肉・魚・野菜どの食材にも対応できる万能包丁
多くの家庭で使われている
牛刀 西洋料理由来の万能包丁
先端が尖っている
大きな食材や肉を切るのが得意
ペティナイフ 刃渡りが短く軽い
小さな果物や野菜を切るのが得意
パン切り包丁 パンくずが出にくく、スムーズに切れる
やわらかいものの断面をつぶさずに切れる

包丁にはいくつか種類があり、得意な食材や使い方があります。


一人暮らしにおすすめなのは、料理の頻度に関わらず、どんな食材にも対応できる「三徳包丁」です。先端が丸みを帯びているため、初心者の方でも安心して使えます。サイズも刃渡り14〜18cmのものが多く、使いやすいです。


肉や魚を切る機会が多い場合は、牛刀もあると便利です。牛刀には硬くて大きい食材が切りやすいというメリットがあります。たくさんの包丁を揃えなくても、用途に合う包丁を選ぶとよいでしょう。

手入れ方法

包丁は、他の調理器具と同様、使用後は食器用洗剤で洗い、布巾で水気を丁寧に拭き取り、よく乾燥させます。濡れたままにしておくと、ステンレスでも錆びてしまうことがあるため、しっかり乾燥させるのが長持ちのポイントです。


特に塩分の強い食材や柑橘類などの果物を切った後は、シンクに放置するのではなく、すぐに洗って刃についた塩や酸を取り除いて錆びや変色を防ぎましょう。


切れ味が落ちてきたら、研いで切れ味を取り戻す必要があります。一人暮らしで砥石を使ってのお手入れはハードルが高いため、手軽にできるシャープナーを使用する方法がおすすめです。


万が一、刃が錆びてしまったら、錆びが深く浸透してしまう前にクレンザーなどで擦って錆びを取り除くことをおすすめします。

一人暮らしにおすすめの包丁

一人暮らしにおすすめの包丁

一人暮らしにおすすめの包丁を、種類別にご紹介します。それぞれの特徴も詳しくご紹介しますので、一人暮らしの包丁を選ぶ際の参考にしてみてください。

三徳包丁

ペティナイフ

牛刀

その他の包丁

まとめ

まとめ

一人暮らしの包丁選びは、使用頻度や用途、品質やメンテナンス性を考慮することが大切です。自分の暮らしに合う包丁を選ぶことで、自炊が楽しくなり、一人暮らしがより充実したものになります。


包丁は、一度手に入れたら買い替える機会が意外と少ないものです。ぜひ長く愛用できる包丁を選んで、一人暮らしを楽しんでください。

ツヴィリング マーケティング部 監修