鋳物ほうろう製品の特性・個体差について

フランスの伝統的な方法で職人の手により製造している鋳物ほうろう製品。均一な量産品ではなく、それぞれ仕上がりや風合いが微妙に違うオリジナルの味わいがあります。

製法工程上、ほうろうのむらや小さな穴などが生じますが、製品の異常ではありません。

鋳物ほうろう製品ならではの特性・個体差をご紹介します。これらの特性による返品・交換は承ることができかねますので、あらかじめご理解ご了承ください。

小さな突起/ピンホール

ほうろうがけの工程において窯で焼成する際、鍋本体に残った空気や有機物の影響で、小さな突起、針でつついたような穴(ピンホール)が生じることがとがあります。

色むら

職人の手作業で細部に丁寧にほうろうがけしています。ほうろうのかかり具合や窯で焼成する際の置き場所による温度の違いで、発色の仕方にむらがでることがあります。

薄いカラーの場合、下の黒いほうろう層が透けてみえることもあります。

黒点/しみ

ほうろうがけの工程において窯で焼成することで、付着した鉄の粉等が酸化し黒点やしみとなって現れることがあります。

ほうろうのかすれ

本体・蓋の縁は、色のついたほうろうのかかり方がやや薄くなるため、下のほうろう層との境目が黒くかすれたり、透けてみえることがあります。取っ手の内側も同様です。

薄いカラーの場合、より目立ちます。

黒い部分も鋳鉄がむき出しにはなっておらず、ほうろうのベース層により保護されているのでご安心ください。

黒いほうろう面への塗料の飛び散り

外側をほうろう塗装する際に塗料が飛び、内側の黒いほうろう面へ塗料が付着することがあります。なお、塗料が人体に悪影響を及ぼすことはございません。